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プリント基板作製

GrblとGコード

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コマンド設定項目はPDFにまとめました。現在の私の設定でありましてハードウェアリミットスイッチを取付尚且つソフトウェアリミットを設定してあります。従って、デフォルト値から$20~$23及び$130~$132等を変更してあります。。

本体付属のものであれば多分設定しなくてもデフォルトのまま動作すると思います。

Candleのコマンド窓から$$を送信すると現在設定されている情報が表示されますので必要応じて変更します。

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設定を変更する場合などには幾つかの注意があります。

$100~$102 ステッピングモーターは1パルス毎にハードウェア(モーター自身とドライバー、及び駆動用台形ねじピッチ)によって決まる1ステップ角度ずつ回転します。ドライバーはCNCシールドに載るよう設計されたA4988型かDRV8833型を使用するのが一般的でしょう。その場合はCNCシールド上に設定用ジャンパーピンがあり1ステップの回転角度が決まります。Candleのジョグモードで設定した距離分を移動するか確認して設定すれば良いです。

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A4988型かDRV8833型のドライバーには電流設定用半固定抵抗があります。ステッピングモーターの駆動電流を調整するためのものです。ネット情報ですとどこかの電圧を測定して電流値に換算しているようですが私の場合はステッピングモーターの電流値そのものを測定しました。実測0.6A程度しか流れていませんでした。動作良好なのでそのまま使用しています。ドライバーチップは発熱しませんので付属放熱板は使用していません。

CNC本体について

本体は組み立てキットですので自身で組み立てる必要があります。説明書は大雑把ですので見て理解するには程遠いので部品を見てどう取り付けるのか自己判断できないと難しいかもしれません。

私の購入した物の問題点は、組立には問題ないが「強度を考えた場合ビスが短い」「スプリングワッシャが入っていない」ということでビスが緩むという問題がありました。

また組み上がりの精度は定盤(機械屋さんが使う平らな板:鉄板)のような平坦な板が無いと前後左右の組み上がり誤差が大きくなります。特にZ軸誤差は銅箔厚み0.035mmを相手にしますのでかなり気になります。heightmapによる補正もありますが本体自体が平らな方が有利です。