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ギターミキサーアンプ

電源回路

HIチャンネル側のスタンバイ機能が基板の都合上使えませんので12V電源そのものをON-OFFします。そのため電源コンデンサーへの突入電流が電源スイッチに流れます。恒久的には(また2年ぐらい使うつもりです)スイッチの接点が耐えられないと思いますので接点保護を入れます。スイッチON時には4.4Ωを通じてピーク電流3Aで電源コンデンサーに充電し、1秒程待ってから4.4Ωをリレー接点でショートします。低音用アンプはその後スタンバイ解除される様にタイミングを取ります。

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パワーON時の電源波形です。CH1が電源コンデンサー、CH2がタイミングコンデンサー端子です。スイッチONから1秒強のディレイ後リレ-接点が閉じています。(CH1の僅かな立ち上がり)
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電源回路図の簡略化したパワーON時の電源波形です。CH1が電源コンデンサー、CH2電源スイッチ端子です。スイッチONから45m秒のディレイ後リレ-接点が閉じています。リレーオン時にCH2:1次側電圧がガクッと下がっています。リレー接点を通じ過度大電流が流れたのだろうと考えられます。
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電源部回路図

電源部回路図です。12v電源(外部アダプター)を2個使ってプリアンプ用電源は別にするのが良い方法ですが実用性を採って1個にしました。

写真はこちら

DCジャックはパネル取り付け型ですと2.5Φで1A以上のものは見当たりません。電源ON時には瞬間3A程度流れますが、無信号時は50mA程度、1W出力時でも1Aは流れませんので良しとしましょう。

考察

電源コンデンサーのチャージ過度電流は無視できません。実験中の短い期間では問題が起きないことがほとんどでしょうが年月が経つと不具合が起きてきます。30年ほど前の話ですが、本題とは全く関連のない装置で、本体側からの電源を5Mほど離れた有線リモコン内のたった10uFのコンデンサーに対して入切を1日当たり数回繰り返したところ、数年で接点がエグれて接触しなくなりました。出荷台数の多い製品だったので対処に大変でした。

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