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ギターミキサーアンプ

完成

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内部写真

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幅250x高さ60x奥行160のケースに余裕で入りました。と言うよりこのケースに入るような物を作ったということです。電源も内蔵出来ると良いのですがアダプターを利用するのが無難です。

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現在手に入るAC-DCアダプターはほとんどスイッチング式のものですが、スイッチングノイズと電流制限回路(安全装置)の問題があります。スイッチングノイズに関しては、私の耳では気になりませんが、嫌う人は多いようです。

電流制限回路は負荷が規定電流を超えた場合電圧を下げて規定電流以下にする機能です。 電流が減ると電圧は元に戻りますがこれが曲者です。電源ON時の過度期に電源電圧の上昇がプリアンプの入力に入りスピーカーを大きく駆動します。するとスピーカーに大電流が流れ電流制限にかかり電圧が一旦落ちる、電流が減って再び電圧が上がりプリアンプに廻る。この繰り返しでボッ、ボッ、ボッ、・・・、という超低域発振をします。メインボリュームを0にしておくと再現しないが上げておくと再現するという場合は多分この現象です。この場合はアダプターの容量を大きいものにすると改善される傾向にあります。

スイッチの上流側に12v電池(ニッケル水素10本)を入れておく方法を思いつきました。そのうち試すつもりです。

今回制作したアンプのプリアンプ電源にNJM2379を使って8v程度まで落としているのもこの減少の軽減処置です。モーターボーティング現象が起こると発振のタイミングに合わせ電源電圧が12v->9v程度にまで下がります。低損失のNJM2379でも流石に影響を受けるでしょうが、 結果は明らかに改善されました。8v以下にすれば効果は大きくなりますがオペアンプNJM4580の有効動作電圧が気になります。5vでも動作することは保証されていますがレールトゥレールのオペアンプではありませんのでダイナミックレンジは少ないです。

あとがき

半分は制作が楽しみ、半分は音楽を楽しめれば良いので過大な要求はいたしません。ベースとバスドラが聞き分けられればほぼ満足できます。パワーアンプにICを使えば発振の心配が減り、NFが適量かかり歪は少なく、小型SPを鳴らすのには十分なDFもあります。

高音用PAM8403は音質はともかく、波形の見た目が悪いのでアナログ式に取り替えるつもりで部品箱を漁っています。