RX220導入メモ
RX220はH8-3664、-3048あたりから乗り換えるのには丁度扱いやすいサイズですがあまりにも機能が多すぎて初期設定しないとまともに動かないというとっつき難さがあります。 同じ苦労をしている超初心者のための私の記録です。1~3年前に記録したメモをほぼそのまま記載してあり、見直していませんので間違いもあろうかと思います。ご承知のお読みください。1 | 初期設定 | ルネサスからダウンロードできるアプリケーションノートR01AN1494JJ0110などを参照して考えます。
RX220は電源投入時に低速(省電力)モードで起動します。動作クロックは切り替え操作しないと期待した速度(例えば20MHzとか)になりません。 起動時は125KHz(単位がメガではなくキロです)と超低速で動作します。 |
2 | 不使用PINの処理 | RX220には端子数の異なるパッケージが用意されています。これらはパッケージ内部のチップは同一のものらしく機能は備わっているが PIN数の都合で外部には取り出せない(機能させられない)ものがあります。この外部に取り出せないPIN(機能)が悪影響を及ぼさないように 処理します。 |
3 | A/Dコンバータ | 内蔵されたA/Dコンバータを4チャンネル連続スキャンモードで機能させます。変換結果は常に更新されデータレジスタに格納されます。 いつでも最新の結果が読み出せます。割り込みは使用していません。 |
4 | MTU | タイマーユニットを組み合わせてPWMを出力します。任意のタイミングでTGRDを書き換えますとデューティを変化させられますので、 例えば”ボリュームの値をA/Dコンバータで読み取り、TGRDに入れるとPWMのデューティが変化し、結果としてモーターの速度が変わる”とか ”別途データテーブルを用意してTGRDを定期的に更新すれば、疑似サインカーブ、疑似三角波など”が出せます。 |
最初のマイコンはZ80で、取っつきはBASIC、それから処理速度の都合でマシン語、マシン語はあまりにも組みにくいのでアッセブラ導入・・・、でした。
その後16bitのH8に変更し、ごく初期はアセンブラを使ったのち10年くらいH8-統合開発環境:HEWの組み合わせを使っていました。
3年位?前にH8が保守品番に入ったのをキッカケにRXを使ってみようと思い立ちました。開発環境もE2StudioとGNUコンパイラいう優れものが無料で使えます。
リタイア後のライフワークである工作(電気工作・模型工作・日曜大工)の一環として始めました。
何しろ機能が多く内蔵周辺機能、例えばA/Dコンバータ・タイマーとその延長上のPWMなどを利用するのにいくつかのレジスタを操作しなければなりません。 その操作方法も複雑です。とりあえずこの2つの機能が使えると模型はなんとか動きます。それからリアルタイムクロックが使えると実用できる物も期待できます。
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